コスト比較は塗料の違いを見る
コスト比較は塗料の違いを見る
一戸建て住宅などのマイホームには、定期的なメンテナンス工事として外壁塗装を施すのが一般的です。しかし外壁や屋根などは塗装を施す場所が広いだけに一回のコストはけっして安いとはいえないので、外壁塗装前には3社くらいから同時に見積もりをしてもらう相見積もりで内容を比較すると良いでしょう。
たとえば3社の中で見積価格が安いのでそこに依頼したら、あまり長持ちしない塗料で塗ることになっていたり下処理がうまくないこともあるかもしれません。また見積価格は一番高くても長持ちする塗料を使う業者を選べば、次の外壁塗装までのスパンが長くなって長い目で見ればコストの節約になることもあるのです。
そこで外壁塗装工事を依頼する前には、業者の評判などもよく調べた上で相談したり見積もりを出してもらったりすると安心です。せっかく大きな金額の出費をしてまで工事を頼むのですから、アフターケアやサービスも万全なところを選んで依頼したいものです。
外壁塗装の工費のズレを無くす見積もり方法
一概に外壁塗装と言っても、モルタルの面や化粧柱や窓枠などの木部、鉄骨階段などの鉄部といった部位があります。その部位によって塗装する塗料が違ってきます。
モルタル面には防水効果や断熱効果のある塗料を選びます。そしてリシン吹き付けやタイル吹き付け、サイディングの場合はローラーを使って塗っていきます。外壁の塗料の選び方は、その地域や気候によって違いがあります。雪の多い地域には、防水効果や耐水効果のある塗料、気温の高い地域には断熱効果や耐熱効果のあるもの、というようにその地域の気候に合った塗料で外壁を守る必要があります。
木部は雨水などで腐食したり、虫が好んで寄ってくることもあり、腐食防止効果のある防虫防腐塗料、またはオイルペイントを数回塗っていきます。鉄部は劣化すると塗料が剥がれて鉄がむき出しになり錆びてきますので、錆止めペイントを必ず塗って、その上にエポキシ系の塗料を塗ります。
このように塗面の種類や状況を判断して外壁塗装を行う必要があります。